風水で解説 片付けは最強の開運術

風水と聞くと、単なる迷信やおまじないのようなものだと考えている方も少なくないと思いますが、風水は古代中国から伝わる環境学の一形態で、私たちの住環境がどのように感情・健康・人生・運命に影響を与えるかを研究している学問です。

地形・土地・家の間取り・家具の配置などの環境がどうであるか?
部屋の中の状態はどうであるか?

そこに暮らす人の持つエネルギーと合わさった時、どのように作用するのかを理解することは、ただの片付け以上の意味を持ちます。

「最近なんかツイてない」「気分がモヤモヤする」「仕事が上手く行かない」などありませんか?

そんなときは、自宅の環境・部屋の状態や職場の環境が、“あなたの運気” に影響を及ぼしているかもしれません。

片付けが苦手な人のみに限らず、風水を取り入れたお片付けをすることは、単にモノを減らし管理しやすく、暮らしやすくすること以上の価値があり、より良い人生にするための開運行動になります。

この記事では、運気を落とす部屋の共通点と、すぐにできる改善策をお伝えします!
あなたの家が、ただの住空間で終わらないために、具体的な整理収納の方法をご紹介していきたいと思います。

散らかった部屋が運気を落とす理由

散らかった部屋

風水では「気(エネルギー)」が空間を巡ることで、私たちの運気や体調、人間関係、ビジネスの流れまでも左右すると考えられています。そしてこの「気の流れ」が滞る最大の原因のひとつが、部屋の“散らかり”です。

物が多く、床や机の上に常に何かが置かれている。
使わないものや壊れたものがいつまでもその場に居座っている。

こうした状態は、風水的に「エネルギーの滞り」を生む要因になります。

気は水のようなもので、スムーズに流れる空間を好みます。
ところが、物が溢れていて流れる隙間がないと、気はそこに留まり、やがて淀んでしまうのです。

特に、自宅でサロンやセッションなどを行っている方にとっては、空間の状態がそのまま“仕事の流れ”に影響を与えるとも言えるでしょう。

また、散らかった部屋は視覚的な情報が多く、無意識のうちにストレスや疲労感を生み出します。
これが「なんとなく気分が落ち込む」「やる気が出ない」といった日常のモヤモヤに繋がり、結果的に運気を下げる原因になるのです。

整理整頓されていない空間は、ただ不便なだけではありません。
あなたが望む運気の流れをブロックしてしまっているかもしれないのです。

運気を下げる部屋の共通点6選

「なんだかうまくいかない」「家にいても落ち着かない」と感じる部屋には、いくつかの共通点があります。

それは単に“見た目が散らかっている”というレベルを超えて、住む人の気(エネルギー)や運の流れを止めてしまう要因にもなり得るのです。

ここでは、知らず知らずのうちに運気を下げてしまっているかもしれない【6つのポイント】をご紹介します。
読みながら、ご自宅に思い当たるところがないかチェックしてみてください。

① 家の外周りが乱れている


家の外観や敷地まわりも、実は風水ではとても大事なポイントです。

たとえば、外壁が剥がれている、フェンスが壊れている、玄関前に不要な鉢植えや壊れた傘、使っていない自転車が放置されていたり、ベランダが物置状態になっているケースも、運気を下げる原因になります。

外の空間は「これから気が入ってくる準備ゾーン」
そこが乱れていると良い気は入りにくくなり、結果的に家全体のエネルギーレベルが低下します。

特に植物が枯れている・ゴミが溜まっている・掃き掃除がされていない…などは“目に見えない不運の種”をため込んでしまう要因に。

「家の内側」だけでなく「外の顔」も整えておくことが、全体の気の巡りをよくする秘訣です。

我が家は昨年、築20年越えの自宅の外壁と屋根を塗り替えました。
2度目の塗り替えで、前回から12年目。

なんと窓枠のすぐ下にヒビが入っていて外壁の一部がボロっと剥がれる事態に!

これって人間の体にたとえれば、ケガして化膿した状態です。

お世話になっている塗装屋さんに見てもらい、塗り替えのタイミングということもあって処置してもらいました。

決して安い費用ではない外壁塗装ですが、見た目をキレイにすること・家の寿命を延ばすことで、建物自体の健康を高めています。

家の状態=住む人の運気を映す鏡のようなもの

外面は良くていいんです。
外壁のヒビや劣化は、まさに“運気のバリア”に穴が開いている状態。

定期的に「外まわり」を見直し整えることは、そこに住む人の幸運を守るためのとても大切な行動です。

② 玄関が乱れている


風水では玄関を「気の入り口」として非常に重要視します。

外からやってくる良いエネルギー(=運気)は、まず玄関から家の中に入ってきます。

せっかく外回りの環境を整えても、玄関を開けたら靴が何足も出しっぱなしになっていたり、宅配の段ボールや傘、チラシなどでごちゃごちゃしていると、良い気が邪気となって家の中に入ってきてしまいます。

玄関は“家の顔

毎日出入りする場所だからこそ、スッキリと整えておくことが、運気アップの基本中の基本です。

③ 水回りが乱れている


水回りは風水において“財運・健康運”を司る非常に重要なポイントです。

バス・トイレやキッチン、洗面所は常に清潔に保ち、気の流れをスムーズにしておくことが運気アップに直結します。

カビやヌメリ、水垢、排水口の臭いなどがあると、気が淀み、財運が遠ざかるとも言われています。

特に、水漏れは金運を垂れ流しにしているようなもの。
良くない出費が重なるかも!

実際に我が家のトイレで水漏れが起こった際に、立て続けに車2台が故障で数十万円の修理費が発生しました。

その他にも怪我や予期せぬ出費が重なり、金運・健康運ダウンを感じました。

水漏れは一刻も早く修理してください。

キッチンは食材管理や料理をするところですよね。
いわば“健康を司る神聖なエリア”です。

このキッチンが汚れていたり、調味料がバラバラに置かれていたり、賞味期限切れの食材が放置されていたりすると、口に入れるものを扱う場所としての“気”が乱れてしまいます。

風水的にも、キッチンは「火と水のエネルギーが交わり気が乱れやすい場」とされており、バランスを崩すと健康運が下がる原因になります。

また、換気扇の油汚れや、シンク周りのぬめり、調理台のごちゃつきは、見た目以上に汚れを蓄積するポイントです。
日々の少しの整えが、健やかな毎日へと繋がる大切な習慣に。

④ 使っていないもの・壊れたものをいつまでも置いている

風水では「物にも気が宿る」とされています。

私たちが日常的に触れる家具や道具、衣類、書類など、すべてのモノにはエネルギーが宿り、その状態や在り方によって、私たちの運気にとても影響を及ぼしています。

特に、使われていないもの・壊れたまま放置されているものは“滞った気”=陰のエネルギーを発しやすいとされています。

これは、動かず・役割を果たさず・忘れ去られた物たちが、空間の中で“気”を停滞させ、全体の流れを鈍らせる原因になるからです。

よくあるのは、

  • いつか直そうと思っている家電
  • 何年も読んでいない本や雑誌
  • 思い出があって捨てられない古い衣類や小物
  • バラバラになった文具やコード類 など、「使っていないけど、なんとなく捨てられない」ものたち。

でも、思い出や過去の自分にしがみつく“モノ”を溜めている状態は、
裏を返せば「未来を迎え入れるスペースがない」ということ。

つまり、過去のエネルギーに埋もれてしまっている空間では、新しい運やチャンスが入り込めないのです。

壊れたものをそのままにしておくのは、「修理するのが面倒=問題を後回しにする」ことを無意識に行っていることです。

また、同じように「とりあえず保留」「何となく残しておく」という思考は、決断力や前進力を低下させる要因にも。

一方で、不要なものを手放し、空間に余白ができると、その分“新しい気”が入りやすくなります。
まるで、空いたグラスに新しい水が注がれるように、空間にも運気は自然に流れ込んできます。

大切なのは、「今、使っているか?」「今の私に本当に必要か?」という視点。
それがNOなら、手放して良いサインかもしれません。

不要なものを片付けることは、単なる整理整頓ではなく、
過去に片を付け、前に進む開運アクションなのです。

⑤ 床に物が置かれていて動線が悪い

風水では、床は“気の通り道”として非常に重要な役割を担っています。

気は部屋中を巡りながら、エネルギーを循環させていきます。

ところがその床が物でふさがれていると、気は本来のルートを失い、空間全体に滞りが生じてしまうのです。

特に、衣類、バッグ、読みかけの本、宅配の段ボール、ペットボトルなどが床に直置きされている状態は、風水的に“エネルギーの流れを断ち切る”原因になります。

気の流れが止まると、その場の空気も重く感じられ、集中力が続かなかったり、気分がモヤモヤしたりと、心身の軽やかさにも影響が出やすくなります

そうなれば、積極的に片付けようという気持ちも失せていき、さらなる散らかりへ繋がってしまいます。

また、床に物を置いたままにしておくと、掃除がしにくくなり、ホコリや汚れも溜まりがちになります。

この“目には見えにくいけれど確実に存在する汚れ”が、気の質をじわじわと悪化させてしまうのです。

つまり、「床に物を置く=物理的な障害であり、同時に気の質を下げる行為」でもあるんですね。

とはいえ、「忙しくてつい置いちゃう」「置き場所がない」という人も多いと思います。
そこで、まずは“床に物を置かない”という意識を持つことから始めてみてください。

おすすめなのは、「床を見せる収納」を意識すること。

収納場所を増やすのではなく、“物を減らして収納スペースに余白を作る”ことで、自然と床が見えるようになります。

床が見える=視界がクリアになると、心も軽やかになり、思考も前向きになりやすいのです。

床は、「気」と「あなた自身のエネルギー」が毎日行き交う場所。

だからこそ、常にスッキリと整えた空間にしておくことは、運気の巡りを整える“土台作り”にもなります。

⑥ クローゼットや押し入れがパンパン

納戸や押し入れ、クローゼットなどの大型収納スペースですが、見えない場所だからといって押し込むだけになっていませんか?

風水では、収納の中も「気の流れ」があると考えます。

クローゼットや押し入れに、モノがぎゅうぎゅうに詰め込まれている状態は、内側のエネルギー(精神面)にも影響を与えます。

風水鑑定をすれば、家の中の何処が収納スペースとして使うといいのかが分かります。

仮に、今のお住まいの収納スペースが風水的に収納場所としてふさわしくなかったとしても、現実的にはそこに収納するわけですから、尚更のこと整理整頓されていなければなりません。

なぜならもともと収納には向いていないエリアなので、その場の気を低下させるような使い方はマイナスだからです。

逆に、風水的に収納としてふさわしい場所に押し入れやクローゼットなどがあれば、間取り的に良い気が巡るわけですが、そこが乱雑になっていたり、もう何年も手を触れていないようなモノで溢れかえっているようなら、せっかくの良い気が巡ってくるというのに活かしきれません。

つまり風水を取入れる以前に、きちんと整理収納されてスッキリとした空間でなければ、間取りが良くても運気は上がりません。

収納の中が整っていると、心にも余白が生まれ、日々の判断や行動も軽やかになります。

逆に、パンパンの収納は、気の流れだけでなく“運の流れ”も詰まらせてしまうのです。

運気を上げる片付けアクション

ここまでは「運気を下げる部屋の共通点」について見てきました。

でも安心してください。気づけた今こそが、変化の第一歩です!

ここからは、風水の視点を取り入れながら、実際に運気を上げるための片付けアクションをご紹介していきます。

① 外回りも意識することで「運を招く家」に

家の外まわりは、風水的には「運を迎え入れる準備エリア」です。

枯れた植物や壊れたアイテム、不要なゴミがある場合は、早めに処分しましょう。

粗大ごみなどをいつまでも置いておかず、自治体や業者への回収手配を済ませて引き取ってもらいましょう。

また、玄関前の掃き掃除や、表札・ポストの上をきれいにするだけでも、気の流れがガラリと変わることがあります。

雑草取り、花壇の手入れ、窓ガラスの掃除、室外機の汚れを落とすなど、沢山のやるべきことがあります。

外に物置があるなら、先ずは物置の中から整理を始めるのが良いです。

「外を整える=内側への気の導入路を清める」ことなのです。

加えて、家の外回りを定期的に手入れしていることは、防犯上の効果もあるとされていますので、空いた時間を有効に使ってお片付けをしていきましょう。

② 玄関は気の入り口

良い気が流れる家にするために、玄関を整えることはとても重要です。

三和土に靴は出して置かずに、下駄箱にしまいましょう。

三和土は水拭きで汚れを取り除き、靴も定期的にお手入れをすることで、臭いやカビの発生を防ぎます。

なかなか全てを収納することは難しいかもしれませんが、できれば傘や靴ベラ、子供のおもちゃ・箒なども下駄箱に収納スペースを設けると三和土はスッキリ広々できます。

玄関マットがあるなら、新しいものに取り換えたり洗濯をして清潔にしておきましょう。

家の顔である玄関を素敵に演出するつもりで、生花を飾り、良い香りが広がる明るい空間を目指して、玄関に必要のないものは取り除いていきましょう。

③ 床と水回りは“毎日少しずつ”が開運習慣

いきなり全部を完璧にする必要はありません。

毎日5分でいいので、何かの行動のついでに小さな片付けや掃除を一緒に行ってみてください。

  • 歯を磨いたら洗面台の鏡を拭く
  • トイレに1回入る度に、床や便座など一箇所を掃除する
  • 皿洗いの後にキッチンの床を雑巾がけする
  • 朝起きたらモップがけしながら階段を降りてくる

こうした“小さな片付けの積み重ね”が、空間の気を整え、運気の巡りを改善していきます。

とくにキッチンやトイレなどの水場は、汚れが溜まりやすく、運気が停滞しやすいエリア。

小まめな掃除が、金運・健康運のアップにもつながります。

④ 使っていない・捨てられないに片をつける

手放せない物の多くは、“過去の思い出”や“もったいない精神”に縛られています。

どうしても手放せないモノを、使っていないから手放せと言っているのではありません。

そうではなく、所有していたことすら忘れているようなモノ、処分してもいいけど面倒で後回しにしてきたモノなど、とっくにそのモノとの縁が切れているようなら、その分のスペースを優先してください。

風水では、空間の余白が運を招き入れるスペースになると考えます。

「今使っていない」「今の自分に必要ない」と感じたら、それは未来のための手放しどきです。

捨てることは悪いことではなく、むしろ前進するための大切な選択なのです。

⑤ 無理なく続けられる仕組みを作る

せっかく整えても、すぐにリバウンドしてしまってはもったいないですよね。

続けやすくするためには、「モノの定位置を決める」「使ったら戻す」といった小さなルールを作るのがおすすめです。

定位置は、使う場所に収納を作ることが基本です。

動線や効率など、自分にとって管理しやすい場所や収納方法を取入れましょう。

使う場所に戻す場所があるので、出しっぱなしや探し物がなくなります。

また、家族や同居人がいる場合は、みんなが分かる収納にすることコミュニケーションが円滑になり不要なストレスを抱えなくて済みます。

まとめ

この記事では、風水の視点から「運気を左右する部屋の特徴と片付けアクション」についてお伝えしました。

改めて、ポイントを振り返ってみましょう。


運気を下げてしまう部屋の特徴 6選

  • 玄関が散らかっている・靴が出しっぱなし
  • 使っていない物・壊れた物をそのままにしている
  • キッチンや水回りが汚れている(健康運・金運に影響)
  • 床に物が置かれていて、気の流れが滞っている
  • クローゼットや押し入れがパンパンで整理されていない
  • 家の外まわり(玄関前・ベランダ)が乱れている

運気を上げるための片付けアクション

  • 最初は玄関から。スッキリ整えて良い気を迎える準備を
  • 「今使っているか?」で手放す判断を
  • 毎日少しずつ、床と水回りを整える習慣をつける
  • 外回りの掃除も忘れずに!運の入り口を整える意識を
  • 続けやすい仕組みづくりで、整った状態をキープする

私たちは日々、目に入る空間や、身の回りのモノたちから無意識にエネルギーを受け取っています。

部屋が整っていると、それだけで心が落ち着き、前向きになれたり、思考がスッとクリアになったりするものです。

逆に、物があふれたままの空間や、掃除が行き届かない状態では、心も体もどこか重くなり、知らず知らずのうちに運気まで停滞してしまいます。

今回お伝えした片付けアクションは、どれも難しいことではありませんが、「自分ではなかなか進められない…」という方も多いと思います。

そんな時は、風水の知恵を活かしながら、あなたに寄り添うお片付けサポートもご検討ください。

環境が変われば、気の流れが変わり、人生の流れも少しずつ変わっていきます。

まずはできるところから、一歩ずつ。

あなたの暮らしにも、運気の追い風が吹きますように。

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