ご相談頂いたお客様の変化
3年ぶりに開催された『ながおか市民活動フェスタ2022』にbecomeメンバーとして参加しました。
*becomeとは新潟県の整理収納アドバイザー1級の資格を持つお片付けのプロが集まったグループです。
このイベントはH18から実施されてきた「市民活動まつり」が、アオーレ長岡が誕生したH24に「ながおか市民活動フェスタ」として生まれ変わったもので、市民活動団体の日頃の活動をPRする、出会いと交流の場として開催されているイベントです。
私たちbecomeは、お片付け無料相談会&お片付け遊びをさせていただきました。
限られたスペースに、何をどうやって配置するのかを体験できるように、空き箱や収納ケースなどでお片付けセットを作り、整理収納の流れを実践形式で体験していただきました。
小学生未満のお子さんでも、大人が使うような文房具なんかも「これなに?」と聞きながら、グループ分けをして上手に収納してくれました。
お片付け相談に来られたお客様
最近、一人暮らしを始めたというお客様。
暮らしているお部屋でのお困りごとでご相談に来られました。
1つ1つ整理してお話をして下さり、私たちも具体的な事例を挙げながら、お悩みに対して効果的な方法を幾つかご提案させていただきました。
その上で、更に問題がある部分についても、お客様と一緒に考えて取り組めそうな方法をご提案させていただきました。
後日、アドバイスを元に改善に取り組まれたお客様。
以下のご報告をいただきました。
衣装ケースの使い勝手の悪さ キャスターを外したこと、不用品を出したこと、使用頻度の低いものは奥にしまったこと 洗濯物をかける場所がない 突っ張り棒タイプの物干しを購入 風の当たるエアコン前に設置予定 冷蔵庫の上のごちゃごちゃ 不要箱で作った仕切り箱を設置 →なくしやすいカギ類はフックにかけて位置決め 押し入れとシンク下の湿気が気になる 湿気取りを押し入れと、シンク下に設置 台所の作業スペースが足りない 押し入れの中で使用していた棚を台所へ移動し、作業台兼、食器置き場に。 台所で台代わりに使用していた備蓄飲料水は箱から出してシンク下のデッドスペースに移動 たたんだ布団を置く場所がない 押し入れの不用品を区別し、季節品は実家に戻したことで、布団を押し入れにしまえるスペースができた
ご相談いただいてからわずか2日で行動に移してくれたお客様に私も嬉しくなりました!
キャスター付きの引き出しタイプは、引き出そうとするとケースごと動いてしまい手間だったとのこと。
キャスターが動かないようにするストッパーを購入する、キャスター自体を取り外すことができることをお伝えしましたが、お金をかけずに改善できたようです。
シンク下は湿気が気になり、モノを置きたくなかったご様子でしたが、除湿剤を置き、備蓄用のペットボトル水を置くことで今まで置いていた部分の改善ができ、キッチンの作業スペースを広くとることができました。
ご実家に使用頻度の低いモノを持ち帰り、今必要なモノを厳選したことで押し入れも見やすく・取り出しやすく改善できました。
洗濯物を干す場所も、ご提案したことを参考に、早速ニトリで突っ張りタイプの物干しを購入し、乾きやすさを考慮してエアコンの風が当たる場所にお父様が設置してくれたとのこと。(床や天井に負荷がかかると痛めてしまう恐れがあるため、スポンジをかませる工夫で設置。お父様の経験値の賜物ですね!!お父様niceです👍)
🌸お客様からのコメントをご紹介🌸
はじめに思考の整理!
お片付けに悩んで迷ってモヤモヤしている方はとても多いです。
何が必要で何が大切か?
”アレコレ考えて収納用品を買ってきたけどなんか違う・・・
せっかくお金をかけたのにやっぱり使いにくい
なんてことになったらどうしよう((+_+))”
こんな不安感を持ち、お片付けが進まない方も多いのではないでしょうか?
今回のお客様も、以前から改善策を模索してこられたんだと窺えます。
「思い切って物干しを購入した」と仰っているように、買ってみてダメだったらどうしよう・・という思もあったのだろうと思います。
しかし、相談という形で誰かに話すことで、客観的に自分の状況を確認できたことから、必要なモノ・コトを導き出すことができたのです。
ただ勧められるままに物干しを購入した訳ではなく、サイズや使い勝手、値段や耐久性、自分の暮らし方など様々なことを検討して『物干しが必要』と判断し購入を選んだと思います。
小さくて安価なモノほど簡単に手に入れてしまいがちですが、本当に必要か?無くてはならないモノか?と自分にとって価値あるモノか否かを先ずは考えてみる『思考の整理』から取り組んでみることで買って損したということを減らしていけると思います。
行動しなければ変わらない
人間は迷ったり悩んだりしている間は行動できない生き物なんだと思います。
お片付けに限らずですが、何かを変えたいという思いがあって、誰かに相談しアドバイスをもらっても、それを行動に移さなければ現状から何も変わらないということを、今回のご相談者様から強く感じました。
『行動しなけれは知らないのと同じ』であること、私たちのアドバイスが全て有益であるとは言えませんが、他者からの言葉を自分の中で取捨選択することの大切さと、自分で行動することの大切さを改めて考えることができました。
何かを習得するのも、やったことが無いことに挑戦するのも、良いお手本があれば参考にし無ければ想像し、自分事に変換して行動することで先に進めると思います。
私もお片付けを通して、変化と成長を与えられる人間になれるよう努力していきたい。